近場の散歩は緑の空間【40代おひとり様のスローライフ】
お題「#おうち時間」
4月の緊急事態宣言を受けて、会社はテレワークにシフトチェンジし、基本、平日は家の中で朝から夜までずっと仕事をしている。在宅勤務ということで、当初はのんびりゆっくりできるかと思いきや、意外と仕事が多く、書類作成に追われる日々でままならない。仕事に追われ、買い出しにもなかなか行けず、自ずと3日に1度行ければ良いほうな状況に。
引っ越し前は都内だったのでコンビニまで歩いて5分もかからなかったのが、今や一番最寄りのコンビニも600m先、スーパーは20分弱歩かないとたどり着けない。飲み屋なんて2駅先までいかないとならない。
近くにコンビニや飲み屋があった便利さを今更ながらに感じている。
とはいえ、そんな便利さと引き換えに手に入れた緑多い広々とした空間は、在宅勤務の身には最高の癒しになっている。
窓の外を眺めれば、鳥のさえずりをBGMに新緑の木々が風に揺らめいているのだ。
天気によってかわる様は見ていて飽きない。
なんて贅沢な窓枠の景色だろう。
そして、家のすぐ近くには原生林をそのまま活かした自然公園があるので、休日の運動や3日に1度の買い出しの際には自然公園を散歩して気分転換をしている。
季節は新緑鮮やかな5月。…ということで、引っ越してきた当初の冬枯れた茶色の景色が、今は瑞々しい緑の空間に様変わりし、目に優しい。
ところどころで山ツツジが咲いており、赤や薄紅色が新緑の合間にさし色となっている。
そして足元には小花をつけた雑草が色とりどりに咲いている。
ところどころで山ツツジが咲いており、赤や薄紅色が新緑の合間にさし色となっている。
そして足元には小花をつけた雑草が色とりどりに咲いている。
日本の原風景に郷愁の想いを掻き立てられながら、終始PCに向かって疲れた瞳を癒してもらっている。
こういう生活もあったんだなぁ…と40代半ばにして改めて気づいたのだった。
新型コロナの影響で事態はままならないけれども、仕事環境が変わったことで気づけた大切なこともある。
多分、1か月後くらいにはまた通常勤務となって前と同じような仕事スタイルに戻ることになるだろう。
けれども、心に刻んだ緑の癒し空間に、仕事をより効率よくこなして定時退社と週末は完全オフを得ようと、自分の生活スタイルの見直しにもなった。
在宅勤務を余儀なくされている会社も多いけれど、仕事のやり方について意識改革する良い機会なのかもしれない。
リモートワークができる業種はどんどん取り入れて、在宅や近場のカフェや公共の憩いの場などで仕事ができるようになれば良いのに。
そうしたら通勤ラッシュもなくなるし、都市集中型を避けて地方都市や田舎で働くこともできて、日本の住宅環境も変わるだろうに。
私もこの自然がすぐ近くにある日々を大切にしよう。
これから夏に向けて日没時間ももっと遅くなるだろうから、効率よく一生懸命仕事して早めに帰ったら、日没直後の黄昏時の住宅街の街並みや闇に溶け込んでいく木々を眺めながら晩酌することもできるだろう。
それこそが最高の一杯だと今から楽しみにしている。
それこそが最高の一杯だと今から楽しみにしている。