nanami-JP’s blog

40代おひとり様の日々のささやかな幸せ探し。旅行記、本やドラマの感想なども徒然に。

GO To!…したつもりでやってみたい事を考える会(実施編)

今週のお題「感謝したいこと」

 11月頭におひとり様の楽しみとして発足した「GoToトラベルキャンペーンしたつもりでやってみたい事を考える会」
 3つの企画を順にこなそうと11月はリサーチやアイテム準備に費やしながら楽しいひと時を過ごすことに。

■その1:アフタヌーンティー
■その2:ビールとフィッシュアンドチップ
■その3:こ洒落たフレンチのフルコースとワインを堪能

 

 そしてこの度、月末間近の週末、無事に第一弾として、まずは「■その1:アフタヌーンティー」を実施♪

 アフタヌーンティーを楽しむなら、やっぱり窓際にティーテーブルをしつらえて、そこで紅茶やサンドウィッチ、お菓子を楽しみたいなぁということで、アンティークなティーテーブルは欠かせない。

 そして、アフタヌーンティーといえば数段重ねのケーキプレート!

 

 ということで、いつもお世話になっている楽天Amazonで虱潰しに探してみたところ、予算もデザインも自分好みの品を発見!
 ウキウキしながらポチっと購入ボタンを押してからが長かった。

 特にケーキスタンド。
 ネット検索すると多種多様なデザインが現れ惑いに惑ったのだが、その最中、ハタと気づいてしまったことがあった。
 普段使いのおひとり様分ということは、お皿のサイズが大きすぎるとスカスカになっちゃうのでは⁉ もしくはお皿を埋めようと色々載せたら一人じゃ食べきれないんじゃ…。
 しかも私、実はそこまでケーキとか好きじゃなかった…!!
 飲み会でも締めにデザートじゃなくてワインもう一杯とか頼んじゃう派だった…、、、

 

 そんな私が何故アフタヌーンティーをやろうと思ったのか、それはひとえに非日常的空間の体験をしたいがため。
 アフタヌーンティーは、優雅な午後のひと時をアンティークの家具やティーカップに囲まれて過ごす、その雰囲気が好きなのだ。

 ということで、おひとり様の嗜む分量でもいい感じに埋まりそうな2段のケーキスタンドに方針変更して検索。すると、蝶とお花の描かれた可愛らしいデザインを発見!
 お値段も想定よりお安かったので即購入!…したのだが、ネット通販の罠。届くのに3週間もかかってしまった。
 いつ来るのか全く分からず問い合わせしたほうが良いのかなと思い始めた11月下旬。待ちに待ったケーキスタンドが無事に到着。梱包材には英語が書かれており、どうやら海外から送られてきたらしい。Amazonのグローバル感に半ば怯えつつ、無事にお目当ての品を手に入れることができたことにまず感謝。

 予算も3万円弱で想定していたところ、ネットで探しまくって無事に予算内に。
・小ぶりのティーテーブル(21,000円)
アフタヌーンティーには欠かせない2~3段のケーキスタンド(3,000円)お買い得☆
・サンドウィッチとお菓子(500円)


 そうして迎えた本日、お天気もよく窓辺から外を眺めてお茶するにも良さそうな休日の午後、お気に入りのティーカップといただき物のちょっとお高めな紅茶を淹れ、ケーキスタンドにはサンドウィッチとエクレア、チョコレートを。

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 小洒落たベーカリーなど何キロも先で買いに行くのも半日は要するので、今日はひとまず近所のスーパーでサンドウィッチとエクレアを購入。本当はサーモンとクリームチーズのサンドウィッチが食べたかったのだが、近所のスーパーでは売っておらず。かといって遠出したら帰りは夜でアフタヌーンティーではなくただの夜食になってしまう。翌日に持ち越したらパンがパサパサになってしまって美味しくない。プチ田舎住まいの盲点だった…。致し方ないので、次回はサンドウィッチも自分の好みの具を用意して自作してみたい。

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  いよいよ準備も整い、それではいただきます…!と思ったら、昼食兼ねてのアフタヌーンティーでお腹がペコペコだったため、サンドウィッチをペロリと食べてしまい、ケーキスタンドの1段目はあっという間に空になってしまったのだった。

 

 なるほど、庶民がやるとこうなるのか……。

 

 どうやら優雅なアフタヌーンティーは、軽い昼食でお腹をそこそこ満たしてから、身も心も余裕がある時にやるのがおススメのようだ。
 また一人だとおしゃべりしながら合間につまむという行為ができず、ついつい食べる事に専念してしまうので、おしゃべり相手の代わりにお気に入りの本を用意するのが良さそうだ。片手に読書をメインにして、時々思い出したようにちょいとつまむくらいがちょうどよいかもしれない。

 

 なにはともあれ、1つ目の企画を無事に成しえた満足感も相まって、実に楽しい休日のアフタヌーンティーだった。

 

 そして今回の企画には嬉しい副産物も。

 

 休日や在宅の日の朝食を、窓辺にしつらえたティーテーブルで摂るようにしたことで、朝がちょっと優雅なひと時に。

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 会社に行く日は朝食を取るか取らざるべきかと全く余裕がないのだが、在宅だとガッツリ寝ても朝30分くらいはのんびりする時間ができるので朝食をしっかり摂るようにしているのだが、窓辺のティーテーブルで朝食をとりながら午前中の窓辺の風景を眺めたり日向ぼっこしたり、朝のワイドショーをなんとなしに観たりする時間が心に余裕を持たせてくれて仕事開始もスムーズに。
 そして休日もまたのんびり朝食を楽しんだことで、その後のノルマになっている掃除・洗濯等の家事にも励むことができるというもの。

 

 日常の中の非日常を運び込んでくれたティーテーブルにも感謝。

 

 

 そうして「GoToトラベルキャンペーンしたつもりでやってみたい事を考える会」はあと2つの企画が残っているので、12月の楽しみとしたい。

 こんなご時世ではあるけれど、ささやかな幸せを楽しむ時間ができたことには感謝したい。

 

お題「わたしの癒やし」

お題「ささやかな幸せ」

お題「リラックス法」

 

ディズニープリンセスの真の呪いと秘められた魅力について想いを馳せる休日

 昨日の「午前12時のシンデレラ作戦」でシンデレラってもしかしてスーパー主婦⁉とう気づきを得たことで、今までなんとなく苦手で敬遠していたディズニー作品のヒロインたちに、もしかしたら実は気づかなかった秘めた魅力が本当はあったのでは?…と思い立ち、3連休の中日、外出する気分も失せ家でまったりのんびりしていた午後、ディズニーのプリンセスたちに想いを馳せてみた。

 

 ディズニーの公式サイトによると、ディズニーには「ディズニープリンセス」なる8人のプリンセスがいるそうな。

 白雪姫、シンデレラ、オーロラ姫(眠れる森の美女)、アリエル(リトル・マーメイド)、ベル(美女と野獣)、ジャスミン(アラジンと魔法のランプ)、ラプンツェル、モアナ(モアナと伝説の海)。
 以前はポカホンタスやムーランも入っていたような気もするが、公式サイトには載ってない。やっぱりプリンセスという地位を先天的にせよ後天的にせよ得ていないからだろうか…だとしたらシビア。

 8人のプリンセスの顔ぶれを見ると人種も種族も以外とバリエーションに富んでいて、ディズニーの多様性のアイコンにもなっているように思える。

www.disney.co.jp

商売上、「ディズニープリンセス」というブランド化することで昔の作品のプリンセスたちにスポットライトを再び当てることで実写化のチャンスも高める作戦(のように見える)

 

 さてここで、初代のアニメ化された時期とディズニーブランドとして実写化された時期を改めて確認してみよう。

1:「白雪姫」…アニメ(1937年)、実写(無し)
2:「シンデレラ」…アニメ(1950年)、実写(2015年)
3:「オーロラ姫」…アニメ(1959年)、実写「マレフィセント」(2014年)
4:「アリエル」…アニメ(1989年)、実写(製作発表されたが公開日は未定? 2022年以降?)
5:「ベル」…アニメ(1991年)、実写(2017年)
6:「ジャスミン」…アニメ(1992年)、実写(2019年)
7:「ラプンツェル」…CGアニメ(2010年)、実写(製作発表されたが公開日は未定? 2022年以降?)
8:「モアナ」…CGアニメ(2016年)、実写(未定)


「白雪姫」って戦前だった事がまず一番の驚き!
 なるほど、第2次世界大戦突入前の勢いあるアメリカのオラオラ俺様男性主義が蔓延っている時代に生み出された白雪姫は、そりゃ確かに庇護欲そそる可憐で従順な美少女だよなぁと納得。
 しかもディズニー人気をぶち上げた貢献者の一人とあっては、下手な改変はご法度。現代風に改変するのもかなり難しいだろう。きっと彼女は伝家の宝刀として、ディズニーの会社経営が破綻の危機を迎えない限り、超深層のお姫様として実写は難しいかもしれない。

 他のプリンセスたちというと、シンデレラとオーロラ姫は今の70代女性が初めて触れた長編アニメの可能性がある。いわば気持ちも若くお金にも余裕がある祖母世代のプリンセス。
 アリエル、ベル、ジャスミンは30代後半~40代女性が若いころにデートムービーとして楽しんだ映画のヒロインで、実写化されたのはそんな女性たちが母になっているかおひとり様としてライフスタイルを確立しようと己の生き方を問いかける時期にあたる。かつ、昔は彼氏と行ったけど、今は娘と一緒に実写映画を見に行ける頃合いという絶妙さ。
 そして2010年代からはCG長編アニメーション技術の発達とともに生み出された2010年代のプリンセスとなるラプンツェルとモアナ。ラプンツェルは美少女顔で金髪の超長髪という可憐さで正統派プリンセスの外見なのでまぁ分からなくもないけれど、モアナはこのプリンセスたちの中ではちょっと異色な印象がある。それでも「ディズニープリンセス」というブランド下に置くことで他プリンセスと同等の立場よ!と見せつけ、モアナもプリセンス扱いしなきゃいけないようなプレッシャーを感じさせるのがすごい。

 なんて商業的なプリンセスブランド! でもブランド化ってそういうものだよね。いっそその清々しさが逆に好感度UP(笑)

 

 まぁ、そんなプリセンスたちの商業上のバックボーンを読み解いたところで、いうなればディズニープリンセスを養っているのは年金生活ながらも余裕があって孫には甘い祖母世代と、昔のノスタルジーにちょっと甘酸っぱい思い出を塗して、娘たちにもキラキラライフを送って欲しいと思う一家の財布を握る30~40代のママたちや、お金は全部自分のためもしくは可愛い姪っ子に使っちゃえ!と言うおひとり様女子なのだと改めて実感。

 そうなると、そんな彼女たちの今の嗜好に合わせる必要があり、改めて2010年代の長編CGアニメーションや昨今の実写化にあたって、昔のヒロイン像を21世紀の現代に改変せざるを得ない。

 いわば、ディズニープリンセスの昨今の作品における描かれ方は、21世紀の女性像を反映しているものでなければならないのだな…ということが分かった。

 

 ということで、ディズニープリンセスたちは、半世紀から四半世紀前の戦後直後から高度経済成長期の男尊女卑な文化で生み出された身でありながら、多様性と自立を歌う21世紀、日本にとっては令和な時代にギアチェンジせざるを得ず、そこには生まれた時の呪いと、改変したことによって見出される新たな魅力が実に複雑に絡み合っているように思う。

 アニメ化も実写化もすでにされた以下のヒロインたちから、その呪いと魅力を考えてみたい。

「シンデレラ」…アニメ(1950年)、実写(2015年)
「ベル」…アニメ(1991年)、実写(2017年)
ジャスミン」…アニメ(1992年)、実写(2019年)
※「オーロラ姫」の実写映画「マレフィセント」(2014年)は、オーロラ姫が主役ではなく魔女が主人公になったので今回は割愛。アラフォー女子の悲哀という視点で‭観る「マレフィセント」も興味深いが、彼女の切なさについてはまたの機会に考えたい。


■「シンデレラ」…アニメ(1950年)、実写(2015年)

 シンデレラといえば意地悪な継母と義理の姉たちにこき使われ、本来はお嬢様なのに使用人のごとき日々を強いられながらも屈折せず健気…というプリンセス。魔法使いも手助けしたくなる可憐さもあり、ドレスアップした姿はお城のパーティで今日イチの美しさ!と王子に一目ぼれされちゃうくらいの美人でもある。
 個人的には辛い日々をただひたすら耐える姿がやけに受け身に思えて、王子に一目ぼれされたのも外見の美しさだけだし、美人は得だよね~とやっかみ半分の気持ちもあってあまり好きではなかった。
 だが昨日改めてシンデレラのスーパー主婦能力を再認識したことで、彼女が本当に守りたかったのは自分が生まれた屋敷だったんだなと気づいた。
 実写版では幼少時の幸福な日々が冒頭でしっかり描かれていて、シンデレラにとっては屋敷の維持は亡くなった両親の思い出の維持であり、愛した日々を守る行為でもあったのだ。だから家を出ることをせず、ひたすら屋敷を守ることに尽力したのだ。そのためには自身はフカフカのベッドでなく暖炉前の灰の上でも耐えて見せるという、その根性がまずスゴイ。一見受け身に見えながら、実は誰よりも根性があって、しかも自分にとって大切な物を守り切る強さと、大好きな父親が一度は見染めた継母を排除しない包容力まであるんだからすごすぎる。
 こんなすごいシンデレラと結婚できた王子こそ一番のラッキーマン。シンデレラが自身が生まれた屋敷だけでなく、そんな自分が生まれた国そのものも守りたいと心から思ったら、たぶんきっとそのスーパー主婦能力を発揮して王子を立てつつも様々な改革を行う有能な事務官として国を栄えさせるんじゃなかろうか。そんなポテンシャルすら垣間見せるシンデレラには、今後も自分にとって大切なものを正しく清く守って欲しい。
 そんな彼女にとっての呪いとは何だったのか。それは、極端に美化された幼少時の幻想という呪縛だったのかもしれない。
 王子との結婚で幼少時の幻想という呪縛が詰まった屋敷を出ることで、美しい思い出はそのままに、お城での新しい生活でスーパー主婦ぶりを発揮できれば彼女の人生は幸せになるだろう。
 どうか城での生活を充実させ、新しい幻想の世界で生き抜いて欲しい。幻想が打ち破れ守る気持ちを鬱屈させてしまったら、城の大広間の窓の桟のホコリを見咎めて小言を言うような小姑だったりお局になってしまう可能性を秘めたシンデレラは危うい存在でもあるのだ。

 どうか彼女には自分自身に魔法をかけ続けることで幸せいて欲しいと、祈るばかりである。

 

■「ベル」…アニメ(1991年)、実写(2017年)

 ベルは町の商人の娘だが、後に野獣に姿を変えられた王子と結婚することでプリンセスという身分を手に入れる。
 でもベルにとってはプリンセスという称号よりも、本当の自分を好きになってくれた野獣と一緒になれたことが最大の幸せだと思う。
 実写版では冒頭、インテリすぎて村では浮きまくっていたベルの姿がけっこう長尺使って描かれていた。ベル自身は自分の知識欲と探求心に邁進していただけなのだが、女性で、しかも田舎の小娘という立場が、女は結婚して旦那を支え家事(農業含む)に勤しむのがフツーとされる村の風習にはまったくもって馴染まない存在で、異端児扱いされていた。
 村の中では若手NO1として人気の男はベルの見た目だけを気に入り、しつこく嫁にしようとする。知性のかけらもない俺様男なんてマジ無理、とベルが思うのはもっともなのだが、周囲の村人たちはそんなベルを理解できず、むしろなんで結婚しないの?良い話じゃないと村人全員がお節介のお見合い婆みたいな状況は、ベルにとっては地獄だったのではないだろうか。
 それでも愛する父親のため家を出ることをせずガマンしていたのが、ベルの弱さでもあり情の深さでもある。
 実は彼女にかけられた呪いは、捨てられない家族と実家だったのだ。
 そんな彼女の呪いは、父親の迂闊な行動という思わぬ形で破られる。
 野獣の城の薔薇を無断で手折って怒りを買った父親の代わりに、野獣の城での生活を強いられることになったベル。でも正直なところ、村での生活よりも衣食住整っていて、しかも巨大書庫のある城での生活はベルにとってまさに夢のような素敵な日々。父親がうっかり薔薇を手折った時点で、彼女の呪いは解かれ幸せの第一歩となる道が開けたのだ。しかも「大切な父親の身代わり」という体の良い言い訳もついてなのだからベルにとっては最高の条件のように思える。
 王子に助けられてといったヒロイン性が全くないのが面白い。
 そんな訳でベルにとっては野獣の城生活は充実した日々で、それ故に心にも余裕があったからこそ、野獣の心の内を思いやることもできたのではないだろうか。
 しかも野獣は元々呪いをかけられたのは自身の傲慢さが招いたものだったが、野獣化した期間が長すぎて自省する時間がかなり十分あったものだから精神的に謙虚になり、かつ巨大書庫の書物を読むくらいしか時間潰しの娯楽がなかったことが野獣とベルの心を一気に近づけるきっかけにもなったのだから、むしろラッキーだったのは野獣ではなかろうか。
 ベルが面食いでは無かったのが野獣にとってまず最大のラッキーポイント。
 そして結果として、外面ではなく心の内面を見極める知性と優しさをもったベルの偉大な愛で野獣は呪いを解くことができるのだ。
 あれ?もしかして「美女と野獣」の真のヒロインはベルではなく野獣⁉

 確かに内向的で受け身で自分に降りかかった悲劇を嘆き悲しむだけで特に何もしていない野獣は一昔前のヒロイン像が重なる。
 となると、ベルはすべてに受け身で後ろ向きな野獣に真っすぐ向き合い、野獣の真の魅力を引き出してくれたまさに王子様! 野獣ってば良かったね☆
 ちなみに個人的にはアニメ版「美女と野獣」を観た時に、呪いが解けて人間に戻った彼の姿を観た瞬間、映画館内であったにも関わらず「これじゃない」と呟いてしまった過去がある。
 なよっちくて軽薄そうにも見える王子の姿よりも、大柄で厳つい野獣のほうが個人的に好みだった。
 だがまぁ、つい外見で判断してしまう未熟な私に比べれば、ベルは見た目ではなくちゃんと内面を見極める真のヒーローなので、野獣が王子様になってもちゃんと外見に惑わされず今後も末永く向き合ってくれるだろう。
 ヒロインポジションの元野獣の王子は、そんな優しいベルに対して調子に乗りすぎてベルを失望させるという過ちを犯さないよう切に祈るばかりである。

 ちなみに余談だが、実写版のベルを演じたのは、インテリで女性の地位向上に邁進するリアル・ハーマイオニーのようなエマ・ワトソンだが、当初、彼女には「シンデレラ」のオファーがあったらしい。だが彼女的には「これじゃない」と断ったのだとか。改めてシンデレラとベルの両者を検証してみると、確かにエマ・ワトソンにはシンデラは演じきれないだろう。強さのベクトルが違う。もし彼女がシンデレラを演じていたら、王子に出会わずして早々に屋敷維持のための改革と継母との縁切りをしかねない(笑)

 

■「ジャスミン」…アニメ(1992年)、実写(2019年)

 アニメ映画「アラジンと魔法のランプ」を実は上映当時、私は観なかった。
 何故なら大量に投下されるCMスポットのアラジンとジャスミンリア充全開なラブストーリー予告が、10代でちょっと中二病患っていた当時の私にはまったく刺さらなかったのだ。
 という訳でアニメ版を見たのは実写公開記念でTV放送された時…ということで昨年の話だったりもする。
 TV放送ということで、映画館のように全集中!ではなく晩酌しながら気楽に見れたのが良かったのかもしれない。映画としては思いのほか面白かった。まず音楽が良かったし、砂漠の王国の描かれ方が好みだったし、アラジンが意外といい奴だったので好感度UPだった。それでもやっぱりそこで描かれるヒロインのジャスミンは添え物感満載のわき役感が強くて苦手だった。
 とはいえ、映画自体は面白かったので実写もきっと映像美はかなり素晴らしいに違いないと、実写版は映画館に足を運んで全集中モードで観たらめっちゃ良かった。
 映像美やキャストたちのハマリ具合、音楽の良さなど語りたいところは多々あれど、その中でも衝撃を受けたのがアニメとは違うジャスミンの描かれ方だった。
 実写版のジャスミンは知性ある一人の人間としてきちんと描かれていたのだ!
 しかも、国を統治する父親の背中を見て育ったことで、国民が幸せな国とは何かを自ずと考えるほど真の統治者としての素質するらある。しかもめちゃ美人でセクシー。なにこれ再強か!という人物だった。
 そんな彼女でも女は国の統治者になれないという決まり事の前に一人悩む姿が本当に泣ける。
 生まれながらのプリンセスであるジャスミンにかけられた呪いは、国の掟という最大で強固なものだったのだ。
 頭も良くて能力が高いからこそ気づいてしまった強靭な呪い。
 アメリカでも実はいまだに破られない女性管理職を阻む「ガラスの天井」がここにもあった。
 しかも愛する国から出て行けといわんばかりの他国の王子との縁談を強固に推し進められるもんだからたまったもんじゃない。
 それでも一人の人間としての自立と国を思う気持ちを朗々と歌い上げる姿は本当にカッコ良かった。
 アニメでは描かれなかったジャスミンの内面と、彼女のソロの歌が実写版ではきちんと入ったことが実写版「アラジンと魔法のランプ」の最大にして最高の改良点だったのではと思う。
 女というだけで彼女の素質に気づかない父親、国王としてマジ、ポンコツだな…と内心罵りながらやきもきしていたのだが、最後の最後に王として最高の判断を下してくれた。
 それがジャスミンへの王位継承権の委譲。
 ということで、ジャスミンが国を統治することになれば、アラジンが王子様でなくても全くもって問題ない。寧ろ、王位継承権を持つジャスミンにとっては政治や権力に関心の高い相手だと、寝首をかかれるか乗っ取られるかの脅威でしかない訳で、その点、権力とかに興味なさそうな気の良いアラジンは夫にするにもとっても最高な相手なのだ。
 魔法のランプで願いを叶えようとするアラジンと対象に、実力で願いを叶えたジャスミンは素晴らしい。
 そしてまた、最後は魔法に頼らず心根の良さで最高の伴侶をゲットしたアラジンも実はすごい奴なのかもしれない。ジャスミン効果でアラジンまでもが良い男に見えてくる(笑)

 

 改めて、21世紀の女性の悩みや望み、ありようを上手く練りこみかつ物語として破綻しない形で紡ぎあげたディズニープリンセス作品はやはり傑作であり、だからこそ大勢の人々の支持を得るのだろう。

 今後、実写を控えているアリエルやラプンツェルたちがどんな女性像を打ち出してくれるのかもとても楽しみになった。

 

 ちなみにここ数年でメガヒットをたたき出した「アナと雪の女王」がディズニープリンセスに入っていないのも面白い。

 まぁアナ雪はもうそれだけで最強ブランドとして売り上げも高いので、ビジネス的にも別枠にしておいたほうが何かと都合がよいのだろうと思いつつも、やはり「アナと雪の女王」はディズニー作品においてもある意味、生まれたその時から新時代のプリンセスの気質と文脈で生み出されたプリンセスだったからなのかもしれない。
 個人的にはディズニー作品の中では「アナと雪の女王」が一番好きなのだが、やっぱりそれはおひとり様街道を真っすぐ駆け進エルサのせいかもしれない(笑)

 

 ……と、長々と想いを馳せた休日の午後。
 さまざまなプリンセスたちの新時代ならではの生き様に勇気をもらえたように思う。
 
 強く、逞しく、美しく。

 

 そんなプリンセスたちを見習って、私も私の物語のプリンセスでありヒーローになろうではないか。

 

 そう思えるようになっただけでも、今日は有意義な休日だったかも。 

 

 

お題「ゆっくり見たい映画」

お題「好きなシリーズもの」

 

休日は午前12時のシンデレラ作戦

お題「気分転換」

 季節はもうすぐ初冬になるはずが、ここ最近は10月並みの温かさで霜月の霜はいったいどこへやら?な日々。温かいのは過ごしやすくて助かるものの、日の落ちる速さだけは暦通りに着々と早まり、まさに「秋のつるべ落とし」のごとく、日没が早い。

 家の周りもご多分に漏れず、午後4時をすぎると夕焼け小焼けで日が暮れ始め、5時近くになるともう殆ど宵の口。5時台はすでに夜。
 平日は仕事をしているので、日の落ちる時間が早かろうが遅かろうが仕事の定時は変わらないので、出社した日は夜に帰宅するのがデフォルトなので気にもならないが、休日だと全然違うのだ。

 そう気づいたのは先週の日曜日。
 ウォーキングで遠出して若干どころか結構な疲れを抱えて帰途につく途中、気づいたらもう周りは真っ暗。そうなると近道で使っている自然公園の遊歩道が使えなくなる。別に夜間侵入禁止な訳ではないが、自然のありのままの姿を残そうというコンセプトの森林公園には、当然ながら電灯が無く日が暮れたら真っ暗暗い~闇の森へと変貌してしまう。
 しかも、その近隣の猫の散歩道のような抜け道だったり森林公園沿いの道がこれまたびっくりするくらい暗い。
 疲れているから近道しようと思うにもどこも暗くて近寄れず、結局、明るい道沿いに遠回りして帰途についたのだった。

 休日の閑静な住宅街は午後5時すぎは夜に等しく、かなり静かで人気も無い…ということを1年ぶりに再認識し、あぁまたこれから冬の始まりだなぁ…と実感したのだった。

 となれば、休日はできれば午後5時までに帰宅したい。
 友だちとの飲み会とかであれば、都内からの帰りは<酔っている×道が暗い=危険2乗>ということで、特例措置としてタクシーを己に許諾しているのだが、ここ最近はコロナ禍で飲み会が無いので休日都内に出ることもない。買い物はたまにあっても酔ってないので、道が暗いというだけでタクシーを使うのはちと躊躇われる。
 しかも休日の午前中、惰眠をむさぼっていると家事やら雑事やら細々とした事をこなしているうちに、あっという間に3時近くなってしまうこともあり、休日のお出かけもままならなくなってしまう。

 

 この現状を打破するために考え付いたのが「午前12時のシンデレラ作戦」なのだ!

 

 おひとり様歴をかれこれ四半世紀を迎えようとする、ある意味プロ仕様なおひとり様な身ではあるが、本当のところ、おひとり様ということはすべてを自分一人でやらなければならないということで、実は以外とそれが面倒くさい。 

 根が甘えたなので、正直なところ昔からずっと「寡黙で老齢な執事と優しいメイドさんがいる生活がしたいなぁ」と願っていた。

 だが哀しいかな、老執事のいるような高貴な生まれでもなければ、メイドさんを雇えるほどのセレブでもなんでもない。
 自分の身は自分でお世話するしかないのだ。

 いやほんと、それが実に面倒だと思う時がままある。

 とはいえ、ずーっとソファでまどろんでたり優雅にお茶してたりネットに耽っていても、ゴハンは運んで来てもらえないし、洗濯物もたまるだけだし、家の中のホコリは積もりに積もってしまう。

 自分自身も住んでる家も定期的なメンテナンスをしなければ維持できない。
 でも正直、定期的なメンテナンスというある意味ルーチンワークが性に合わず面倒くさい。

 

 このアンビバレントな気持ちと積もる家事や雑事をこなすことに嫌気がさした時、脳裏に浮かんだのは「シンデレラ」。魔法使いではなく、継母や義理の姉たちに虐げられながらもテキパキ家事をこなすシンデレラ自身の姿だった。

 

 シンデレラは魔法で午後12時までは素敵なドレスに身を包んでまさに素敵なプリンセスではあったが、彼女の真の魅力はそこではない。あんな癖の強い継母たちをいなしながら、平時は少ない予算であの広い屋敷を一人で切り盛りする、実はスーパー主婦力を持っている人物なのだ!

(当初「家政婦」と称したが、そういえば対価となる金銭が発生していないことに気づき「主婦」に改め)

 

 ならば私も午前12時まではシンデレラになれる魔法という名の自己暗示をかけようではないか!
 午前12時までは魔法の効力でシンデレラのように家事や雑事にいそしみ、12時すぎて魔法が解けたら家事を一切放棄して独り身プリンセスになろうではないか!

 ということで立てた作戦内容は…
 ・朝9時には起きる
 ・洗濯をする場合は朝食前に洗濯機のスイッチを入れる。
 ・10時までには録り溜めたドラマを観ながら朝食を済ませる。
 ・朝食後、12時までに洗濯物を干したり、掃除や雑事を完了させる。
 ・ちょっと遠出したい時は12時台に目的地に到着するよう家事時間を逆算してお出かけ時間を定める。

 

 改めて書き出すと世間一般の皆様方が生活を送るにあたりいたってフツーのことなように思うが、いかんせん、おひとり様歴が長いと世間の常識を知らないままマイルールだけが構築されてしまい、逼迫した状況にもあまり陥らないので家事ものんべんだらりとしてしまうのだ。

 なるほど、それこそがおひとり様の弊害か…と改めて気づいただけ良しとしよう。

 そんな訳で本日は「午前12時のシンデレラ作戦」を決行。
 起床は9時20分とすでに作戦にズレは生じたものの、今日は洗濯が無い日と早々に決定しその分を割愛して時間調整。
ガラスの仮面」の北島マヤばりに「私はシンデレラ! 継母たちはいないけど、家中をキレイにするのが今の私のお仕事!」と脳内呪文を唱えながら、ある意味、無我の境地でお掃除&雑事に専念すること約1時間。
 午前12時を前にして本日のミッションはクリアできたのだった。

 その後は録り溜めたドラマを見たり、のんびりランチした後にゴロゴロしながらスマホで漫画を読んだりしてもまだ15時。夜のおひとり様晩餐会に向けて買い出しに小1時間出かけても日没前の午後4時には無事に家に帰り着くことができたのだった。
(1時間の買い出しも午前中に組み込めたら、ランチは作らず出先かスーパーのお総菜で賄えるので、午前中の買い出しは上級者コースとして今後の課題としたい)

 しかも土曜日に「午前12時のシンデレラ作戦」を決行するメリットも発見。

 土曜日に家の掃除を済ませれば、翌日の日曜は掃除をしなくて済むではないか!
 その分空いた時間を活用して10時台に外出できるハズ。
 そうなるとちょっと遠出したとしても、夕方5時まで7時間も使えちゃう! それだけ時間があれば出先でかなりゆっくりできちゃう。

 しかも今週末は3連休、日曜と祝日の月曜は日曜に洗濯を済ませれば家事は最低限の料理のみ。今日の夕食で作り置きをしておけばさらに時短でいけるではないか。なんて素敵!

 

 めりはりつけにくいおひとり様のスローライフには、今後もシンデレラの如き時間制限が週1回は必要そうだ。

 

 

【週末散策】森林浴と温泉でリフレッシュ【多摩湖自転車歩行者道とかたくりの湯】

お題「ささやかな幸せ」

お題「リラックス法」

お題「気分転換」

 11月半ばながら10月並みの温かさと真っ青な快晴ということで、日ごろの運動不足解消と気分転換も兼ねて週末はおひとり様GoToウォーキング!でプチトリップへ。

 

 ……とはいえ、ご褒美がなければいまいち歩くテンションも高まらない。


 ということで、「散歩で遠出ランチ」作戦の一環として、Googleマップ君に徒歩1時間くらいでいけるお店をリサーチしてみたところ、1時間をちょっと超えるものの温泉を発見!しかもお食事処も併設していてお蕎麦など楽しめるらしい。
 たまには和食も良いし、久々に温泉に入りたい!…ということで、今回は武蔵村山市にある「かたくりの湯」を目的地に決定!

www.katakuri-y.com

地下1500mより汲み上げた天然温泉とのこと。しかも血流改善効果が高い人工炭酸泉なるものもあって体質改善に最適!


 Googleマップ君のナビによると、「かたくりの湯」は多摩湖の「多摩湖自転車歩行者道」沿いに延々と歩いた先にあるらしい。

 ここ最近の運動不足に約1時間20分ほどの散策は不安があり自転車にしようかちょっと悩んだものの、せっかくの秋晴れの散歩日和、しかもそろそろ紅葉も始まっている時期、道行く木々をゆったり眺めて森林浴も良いかも…ということで、がんばって徒歩で行くことに。

 ということで、初冬の快晴のもと多摩湖自転車歩行者道で目指せ温泉!

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 天気も良いのでサイクリングやジョギングに勤しむ方々にどんどこ追い越されながら、のんびり気ままにウォーキング。

 多摩湖(村山下貯水池)の半周コースは何度か訪れたことがあるので、知った道の安心感もありのんびり歩く。

 かしま橋、つづじ橋を抜けて、多摩湖半周コースと全周コースの分岐点へ。

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 さてここからは初めての多摩湖(村山上貯水池)全周コースのサイクリング&遊歩道に突入。

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 村山下貯水池の半周コースのほうが人気なのか、半周コースは結構、道が整備されて落ち葉も少なかったが、ここから先は心なしか整備が自然寄りで道も細く、落ち葉も多く足元が掬われる。雨の時は自転車を飛ばしたらちょっと危険な雰囲気。

 ちなみに多摩湖沿いに作られた多摩湖自転車歩行者道だが、地形的にか湖はほとんど見えず。ひたすら森の中の一本道が続いている。所々紅葉もあるがまだちょっと時期が早かったようで青々としていた。それでも、黄色く色づいた広葉樹に癒されながら、落ち葉がハラハラふりかかる道をどんどこどんどこ、ひたすら無言で歩き続ける。
 
 半周コースに比べてすれ違う人がほとんどいない。ほんの時たまロードバイクでさっそうと過ぎ去る人は時たまいるものの、歩いてる人を見かけない。延々と続く森の道に、なんだかちょっと違う世界に来たような不思議な気持ちになりながら黙々と歩き続ける。
 ちなみにこの間、コンビニもなければ自販機も見当たらない。たまに見かけるのはラブホテルというなんとも不思議な空間が延々と続き、いっそ面白い。

 先の分岐点から30分くらい歩いたところで、多摩湖の全周コースから南下する「武蔵野の路」なる分岐点に辿り着く。

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分岐点には休憩できるスペースも。藤棚があって素敵。春に藤の花を愛でながら散策するのも楽しそう。

 

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「武蔵野の路」の入口には「かぶと橋」なるものが。カブトムシのオブジェと欄干のカブトムシ模様がカワイイ

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 武蔵野の山道といった趣満載の山道をまっすぐ歩いていくと三差路が。
 一番整備されている道を選んでみたら、高台の開けた場所に。
 武蔵野の街並みを眺めることができてピクニックしたら楽しそうなちょっとした広場も。

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 だがしかし、ここで拓けた空間にちょっと一息ついてGoogleマップ君を確認したらまさかの選択ミスが発覚!
 目的地へ向かう道とは全然違う方角。しかも高台の広場の先には「この先行き止まり」の看板が…。

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 かなり歩いて疲労も増してきた身には辛い。
 とはいえ道なき道を突き進む勇気はないので、先ほどの三差路に再び戻ることに。

 だいぶ疲れて重くなった足でなんとか三差路に戻り、右側の山道を再度選択。

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(私的に)トラップとなった山中の三差路。後で調べたら、左の一番舗装された道を行くと武蔵村山市の街中に通じるらしい。右手は国道に通じる。真ん中は未知なる道。

 先ほどよりもさらに山道になってきてちょっと不安になりつつも、Googleマップ君のルート沿いになっているので多分大丈夫だろうと突き進んだら、国道に合流!

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山道!という感じで道脇の雨で削れて露わになった断層なども楽しめる

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無事に国道を発見した時の喜びはちょっとしたアトラクション

 そして、その左手には「かたくりの湯」の看板が!

 なんとか無事に目的地に到着することができたのだった。

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山道沿いの温泉処といった趣で癒される

 昼ちょい前に出発し、無事に目的地辿り着いたのは13時20分頃と、約1時間半の行程。
 いい感じにお腹もペコペコだったので、まずは腹ごしらえ。
 意外とちゃんと歩けるもんだなぁと、自分へのご褒美にランチは「秋御前」をチョイス。

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天婦羅ザル蕎麦(1100円)と迷ったものの、秋の味覚が楽しめる秋御前(1300円)に。差額200円で天婦羅のほかに豆腐やサバ味噌、秋野菜やちょっとしたデザートも楽しめちゃうのも嬉しい♪

 
 お腹もいっぱいになったところで温泉を堪能。
 コロナ禍になる直前の3月に温泉に行ったきりだったので、実に8ヵ月ぶりくらいの温泉!
 「かたくりの湯」は和風風呂と洋風風呂の2種類があって、女性は奇数日は和風、偶数日は洋風と日替わりで楽しめる仕様になっている。
 今日は奇数日ということで和風風呂へ。
 室内は42度くらいの高温風呂とぬるめのお湯の炭酸泉風呂に、イベント風呂と水風呂の4種類が設えてある。本日のイベント風呂はレモン風呂ということでレモンの爽やかな香りを楽しむ薬用風呂になっていた。
 そして外には広々とした露天風呂と打たせ湯とバリエーションに富んでいて楽しい。
 コロナの影響で人数制限を行っていることもあり、ほどよい距離感で入浴することができるのもありがたい。

 ちなみに「かたくりの湯」は大人は800円で3時間の時間制限があり、超過すると1時間ごとに200円が加算される仕組みになっている。
 とはいえ、ゴハン1時間弱としても2時間はお風呂に入れるので3時間でかなり十分。

 そして今回はゴハンを優先してしまったのだが、1時間強の散策はけっこう汗をかくので、お風呂→ゴハン→お風呂でも各1時間ずつ使えるので良かったかも。
 しかもそのパターンなら温泉で汗を流してさっぱりしたところでビールが楽しめる…!
 次の機会は、ルート間違って奇しくもみつけた高台のベンチでオニギリを堪能して小腹を満たしてから温泉に行くのも良いかも。

 

 延々黙々と歩いた多摩湖自転車歩行者道とゆったりまったりの温泉「かたくりの湯」で身も心もかなりリフレッシュ。
 週末プチトリップを満喫したのだった♪

 

 だがしかし、帰りもまた歩くのはさすがにキビシイ…。
 ありがたいことに「かたくりの湯」の目の前には上北台駅玉川上水行きのバス停が。
 帰りはバスでショートカットすることにしたのだった。

 

 

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「かたくりの湯」のすぐ傍に「武蔵村山市歴史民俗資料館」や森の中のアスレチック「冒険の森」が隣接している。温泉とあわせて一日中楽しめそう。

 

 

 

「聖闘士星矢」世代が観たらこうなった。「鬼滅の刃」に思う令和のヒーロー像

今週のお題「最近見た映画」

お題「ゆっくり見たい映画」


 コロナ禍でなんとなく息詰まった日々に突如わき上がった「鬼滅の刃」ブーム。でもそれはこのご時世だからこそ、なるべくしてなったことなのだと劇場版「鬼滅の刃」を鑑賞して改め実感した。

 「鬼滅の刃」自体は2年前くらいから存在は知っていたものの、40代半ばのおひとり様的に、「バトル物なんでしょ?戦ってどんどん死んでく姿を見るなんて耐えられない、泣いちゃう‼」と思って敢えて目をそらしていた。

 それがつい先日、小学校1年生の姪っ子にお正月ぶりに会ったら、開口一番「「鬼滅の刃」って知ってる?」と聞かれ、ちゃんと自分の意思をもって喋る姿にビックリ。
 お正月の時はまだフニャついてて幼児だなぁと認識していた姪っ子の著しい成長ぶりに感動しつつ質問理由を聞いてみたら、どうやらクラスみんなでハマっており、映画をいつ観たかいつ観るかクラスメイトのみならず親御さん同士でラインでやりあっているらしい。
 そうなる程に一般大衆を巻き込み、かつ観た人々が口をそろえて「良かった!泣ける!」と絶賛している姿に俄然興味が湧いた。

 ということで、一応録画しておいたフジテレビで放送されたTV版を観てみたみたら…
「あ、これ日本人ならみんな好きなやつだ、泣ける!」
と、御多分に漏れず一人さめざめと泣きながら休日の午後を費やして「鬼滅の刃」の概要を履修。
 そして翌週の休日、がんばって早起きして立川でカジュアルランチを楽しんでから、立川シネマ・シティー・ツーの極音上映を鑑賞。

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その2時間後、滂沱の涙で心身枯れ晴らした我が身にしばし茫然としたのだった。 

鬼滅の刃」すごい、「週刊少年ジャンプ」すごい!


 そもそも40代半ばの私にとって小学生時代は「週刊少年ジャンプ」を原作とするアニメが人生の楽しみの大半を占めていた。
 「キン肉マン」に始まり「キャプテン翼」「北斗の拳」「聖闘士星矢」のアニメを観ていたら気が付いたら小学生時代が終わってた…ってくらい。
 そして生きるために大切なことはすべて「週刊少年ジャンプ」が教えてくれた…と言っても過言ではないくらい、ジャンプが掲げる「友情・努力・勝利」を心の真ん中に構えてこの30年近くを乗り切ってきたように思う。
(ただその弊害で心が少年になりすぎて、「生きることは己と闘うこと!」と求道者精神が強すぎて恋愛力が培われずいまだおひとり様ではあるが…)
  
 そんな40代世代が「鬼滅の刃」を観てまず思ったのが「あ、これ『聖闘士星矢』の和製版だ」。

 鬼滅ファンの皆さん、ごめんなんさい。
 でも40代のニワカファンの素直な感想ということでご容赦を。

 小学生時代に「聖闘士星矢」が好きすぎて、それから三十数年、心に小宇宙を燃やして生きるを信念に昭和、平成、令和の3時代を生き抜いてきたのだから仕方ない。

 むしろ「聖闘士星矢」は昭和のバトル漫画の金字塔の1つで、「友情・努力・勝利」を過剰なくらいに熱く描いた名作なのだ。なので「鬼滅の刃」に「聖闘士星矢」スピリッツを感じるということは、「鬼滅の刃」が「週刊少年ジャンプ」の正統かつ王道な後継者である証でもあるのではないだろうか。

 ということで、正当な後継者ならではの類似ポイントとしては

・舞台は現実世界+ファンタジー要素を融合させたエキゾチックな世界:
 ギリシャを聖地に女神(アテナ)を中心に組成された聖闘士たちが人々を守る世界→大正時代をベースに人を食う「鬼」がはびこり、人々を守るために鬼殺隊が結成されている世界
 
・闘志を燃やすための作法:「小宇宙」→「呼吸法」

・戦いにおいてキャラクターを象徴するツール:
 その者にしか着こなせない「聖衣」と必殺技→その者にしか扱えない「刀」と必殺技

・主人公はド新人:最下位クラスのブロンズ聖闘士→鬼殺隊に入隊したばかりで最下位

・ある特定の組織に入るために異常ともいえる過酷な修練に励む:
 幼少時から拉致同然でギリシャに送り込まれ数年間の修行→思春期の貴重な時間に2年間、過酷で孤独な修行生活

・成長を見守るよく出来た師匠がいて実はその師匠にも重い過去あり:女聖闘士の魔鈴さん→「育手」鱗滝左近次

・同世代の仲間と友情を育み少しずつ成長する
:主人公の星矢と共に戦うブロンズ聖闘士の4人の仲間→主人公の炭治郎と出会い仲間となる善逸や伊之介

・主人公の最初のモチベーションが家族のため:行方不明の姉を探すため地獄ような修行の日々を耐え見事ブロンズ聖闘士の資格を得る星矢→鬼にさせられてしまった妹を救うため気の遠くなるような孤独な修行にも耐え抜き鬼殺隊に合格する炭治郎

人智を超えた強さを誇る先輩たち:黄金聖闘士→鬼殺隊の「柱」の面々

・実は慢性的な人材不足で超強い先輩たちも実はめっちゃ若い:黄金聖闘士は10代後半~20代前半→柱の面々も10代~20代

・慢性的な人材不足のため、最下位から上位に這い上がるチャンスが実はある:
 ブロンズ聖闘士だが時々、黄金聖衣を拝借して有望な将来性を見出され期待をかけられる→即実戦投入され戦いの中で新たな力に目覚めて技を習得したり、オーナー的存在に価値を見出される

…などなど

 うんうん、これぞジャンプ法則だね!…という要素がギュギュッと詰まっている。

 だからこそ、初見でもすごく分かりやすく見やすい。

 お作法はこの数十年受け継がれた「週刊少年ジャンプ」の正統派方程式に則っているから、初心者でも全然ついていける。
 そしてその上で、和製=日本人の心情にフィットする情緒によって丁寧に紡がれるストーリー、そして今だからこその美麗な絵柄や映像演出で隙無く構築されている上に、この令和の時代だからこその時代性が違和感なく作品の血肉となっているところに「鬼滅の刃」のすごさがある。


■煉獄杏寿郎にみる「偉大なる先輩像」と本当の覚悟

 さてそんな俄かファンなので、実はアニメで動く煉獄さんを見るのは劇場版が初めてだった。

 40代半ばの女性から見た煉獄さんの第一ははっきりって最悪だった。

 まずかっ開いた目が怖い。瞳孔開いちゃってんじゃない?ってな瞳の揺るがなさと、瞬きしてる?ドライアイにならない?と心配させる表情の動かなさが、はっきり言って超怖い。
 頭は超良く恰幅も良いが愛国主義に傾倒しすぎて所かまわず愛国論と軍歌をかましていた高校時代のクラスメイトを30年ぶりくらいにフラッシュバックさせたくらいの嫌悪感。
 しかも汽車の中で駅弁を食べる際に「うまい!」を大声で連発する空気の読めない感じとか、和牛弁当という当時にしてもそれけっこう高額だよね?というお弁当を十数個食べちゃうところに金銭感覚大丈夫?と思わずツッコミいれたくなる(あのお弁当代は経費扱いなんだろうか…)。
 絶対お付き合いしたくない人NO1だわぁ…と正直思ってしまった。
 でもその辺は主人公の炭治郎や善逸が早々に「変な人」と素直なツッコミを入れてくれたので、寧ろ一気に主人公側の視点で同調することができ、だからこそ、炭治郎視点で煉獄杏寿郎を捉えることでクライマックスの煉獄さんのすごさに劇場版2時間をかけて気づき尊敬するまでに至ることができたのだ。
(彼の初登場シーンにはそういう演出テクニックが詰まっていたのかもしれない)

 まあそんな訳で、第一印象は「私はお前が嫌いだ」…だった。

 しかも鬼殺隊のトップクラス「柱」の一人の煉獄さん。強さは折り紙付きなのはもちろん、言動がすごく正論といういが正義の塊って感じで、それもまた苦手なタイプ。
 彼の喋りに「あ、こいつアイオロス?もしくはアイオリア?」と聖闘士星矢世代の私は思ってしまい、一層、苦手になってしまった。
 小学生時代からなんつーかこう、正論と正義を振りかざして、しかも中心的人物という陽キャラというかカースト上位の強すぎて弱者のナイーブな心の弱さに思い至らないような奴が超絶苦手だった。
 なので冒頭20分はまったくテンションが上がらず。むしろ苦手な彼と映画の最後まで付き合わなきゃならないことに苦痛すら覚えるしまつ。
 映画館という密室が途中乗車の許されないノンストップの汽車に重なり憂鬱になりつつも、炭治郎や善逸、伊之助の、意外とドライで辛辣なツッコミに溜飲を下げていたのだった。
 それが「あれ?」と思ったのは、中盤で煉獄さんの無意識層が構見えるシーン。
 垣間見えた彼の過去と無意識層のまさに煉獄な様相に、彼がただの正義を振りかざすだけの奴ではないのでは?と俄然興味が湧き始めた。
 そしてクライマックスのあの雄姿である。
 最初の「お前が嫌いだ」な気持ちは彼の振り下ろす炎の刃で見事に斬られ浄化され、上映後は「煉獄さんサイコー!カッコ良い!」となっていた。
 無限列車は主人公の炭治郎たちと共に煉獄杏寿郎に出会い、そして感銘を受け、あらためて人として鬼を倒す「鬼殺隊」の心構えを学びなおす旅だったのだなと実感したのだった。
 それ故の辛さもまたあるのだが、煉獄杏寿郎と出会った意義がこの映画にすべて込められていて、確かに何度も足を運びたくなる魅力が詰まったとても贅沢な2時間だった。

 

■竈門炭治郎という令和の新ヒーロが魅せる偉大なる慈愛と赦しの精神

 まぁそんな訳で無駄に熱い男というのが小学生から苦手な私は、昭和の熱血主人公が実のところ苦手だった。
 正直、「聖闘士星矢」の主人公の星矢のことも実のところそんなに好きではない。不屈の精神とどんな困難にあっても仲間を思い立ち上がる勇気に人として尊敬はするけど、異性としては付き合いたくないタイプ(小~中学生時はユニセックスアンドロメダ瞬くんが好きだった)。
 なのでその後、平成を席捲したジャンプの人気主人公の悟空やルフィも苦手だったので実は「ドラゴンボール」や「ワンピース」をちゃんと漫画を読んだことがない。「北斗の拳」のケンシロウは寡黙で不器用な実直さが憧れのアニキ!って感じで好きだったので漫画もちゃんと読んだ(笑)

 そんな訳で「週刊少年ジャンプ」作品は好きだが熱血主人公は苦手な私から見ると、「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎は全く違ったタイプの新しい主人公像でまず驚いた。
 もちろん炭治郎も熱い部分を持っているけど、まず使う技が水系ってところで熱さがあんまり無い。むしろ涼し気ですらある。しかも見た目もカワイらしい容貌で、17才というのに思春期の男子感が薄く、どちらかというとユニセックスなのだ。
 14才という一番多感な年に彼にとって一番の悲劇を体験し過酷な日々に身を投じてしまったせいかもしれない。
 でも仲間の善逸は同じような状況でもヒロインの禰豆子LOVE!だったりとある種全うな高校生男子感があるし、動物に育てられた野生児の伊之介も無意識層では10代男子の性を抱えていたので、やっぱりパーソナリティの違いなのかなと思う。
 炭治郎はとてもニュートラルな存在だと思う。
 そして扱う技のように水のようなしなやかさがある。
 男でも女でもなく性の境界線を決壊させ一個人としての魅力を打ち出すそのキャラ性が、まさに今の時代性のように思う。
 だからこそ、男女関係なく魅了されるのかもしれない。
 
 しかも炭治郎のすごいところは、彼の精神性が闘争心ではなく慈愛と赦しを根源としているところだ。
 まるでウユニ塩湖のような絶景を無意識層に抱く炭治郎は、憎っくき敵である鬼にさえも慈愛を見せる。そして消滅する鬼の最後のいまわの時に、復讐の怨念を見せるではなく、全てを飲み込み浄化するとてつもない包容力を見せるのだ。
 闘志は屈服させることができるかもしれないが、慈愛は組み伏せない。むしろ飲み込まれてしまう。

 こいつガンジーの生まれ変わりか⁉
 今年のノーベル平和賞は竈門炭治郎がもらうべきだろ!

 と思わせる平和への祈りが満ちている。

 闘いを通して成長する姿を見せる「週刊少年ジャンプ」方程式において、闘いの中で彼が魅せる一番の成長所は、不屈の闘志ではなく赦しの精神だというのが実に新しい。

 そして令和というこの時代、本当の勝者というのは、闘って相手を屈することではなく、闘いというコミュニケーションを通じて相手を理解し許す度量の大きい者なのではないだろうか。

 武力ではなく慈愛の権化である竈門炭治郎。
 
 ある意味、恐ろしい子…!である。

 何故なら、今までの流儀となる力の正義が通じないのだ。

 これは、圧倒的な力の強さで鬼たちを統べる最大の敵・鬼無辻無惨にとっては、実に厄介でいまいましい存在だろう。
 だからこそきっと最後は心の勝負になるのかなと思ったり。

 男女差別という昭和から平成にかけてのジェンダー論が、さまざまな性を受容する多様性を求められるようになり、それ故に、性別ではなく個々人の個としての優劣も逆に際立ち、アイデンティティーを崩壊させる危険性をもはらむ令和の時代。
 だからこそ、誰よりも実は一番の心の強さと途方もない慈愛と赦しの包容力を持つ竈門炭治郎に、私たちは感銘を受け魅了されるのではないだろうか。
 まさに今だからこそ生まれた新ヒーロー像なのだと思う。

 

……ということで、昭和の時代から脈々と受け継がれた「週刊少年ジャンプ」の正統派路線でありつつも、令和の今だからこそ必要なニュートラルな主人公が活躍する「鬼滅の刃」が人気となるのは必然なのだ。

 そしてこのコロナ禍となった2020年。舞台背景が私たちに郷愁を呼び起こさせる日本の原風景的な大正ロマンに彩られ、「鬼」という理不尽な存在と、そしていつ自分が食われるかもしくはそっち側になってしまうかもしれないという恐怖が、今のコロナという目に見えない恐怖にも重なる。
 そんな日々の中で、男女の恋愛ではなく家族愛という誰しもが心の根っこに持っているだろう愛をまっすぐ無垢な形のまま最高質の状態で魅せてくれたのが「鬼滅の刃」なのだと思う。

 だからこそ私たちはただ純粋に楽しみ、その無垢さを真っすぐに受容することで、このコロナ禍で積もり積もった心の澱を浄化すれば良いのではないだろうか。

 

 しかもこのご時勢、映画館で滂沱の涙を流して顔がデロデロになってもマスクで隠してくれるというメリットもあったりするのだ。

 


 悔しいかな、この2週間足らずのニワカにすらこんなに語らせてしまう「鬼滅の刃」はやはりスゴイ。

 

 

 

 

休日の午後はぶらり散策とアフタヌーンビール【東京都薬用植物園】

お題「ささやかな幸せ」

お題「気分転換」

お題「わたしの癒やし」

 

 ここ数日、体調がいまひとつということもあり在宅ワークの良さを最大限活かして家の中に籠ること数日、ようやくいつもの調子を取り戻してきたので、お天気もほどよい曇り時々晴れのお散歩日和…ということで、朝寝坊したブランチの後の昼時、のんびり散歩しながら「東京薬用植物園」を訪れてみることに。

東京都薬用植物園
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/072/072025.html

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 西武拝島線東大和市駅のすぐそばにある植物園で、東京都内で唯一の薬用植物園とのこと。
 しかも都の管轄なのでなんと入場料無料!
 ただで広い庭園と植物を楽しめちゃうのだ。

 さてそんな植物園は、正面の向かいに温室があり、初冬のこの時期は温室内の温かさにほっこりする。
 カカオやバナナの木もあったりして、うっそうと生い茂る木々に癒される。

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 珍しい植物もあって、かつて貴族たちがこぞって温室を作っては異国の植物を自慢したくなる気持ちもわからなくもない。誰も持ってないものを持ってる優越感って甘美だものね。
 中世は金よりも高価な香辛料や珍しい植物が、今やこうして庶民にも、しかも無料で開放して見せてくれるのだから文明と文化の進化と東京都に感謝である。

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 そして、温室のまわりは意外と広い庭園が広がっていて、池や高山を模した築山などもあり種類や生息地ごとに仕分けされ区画整理されてた植物たちがそこかしこに植えられている。
 ほどよく整備もされているので歩きやすい。
 家の近所のあるがままの里山を再現するためにある種、遊歩道以外はそのまんまな森林公園も楽しいが、こうやって人の手がしっかり入って整然とした庭というのも庭園ならではの魅力があって楽しい。
 しかも、フランス式庭園ほどかっちりきっちり整備されている訳ではなく、どことなく以前訪れたデンマークの宮殿の庭や公園に趣が近い感じがする。
 人に見せるためを第一とするテーマパークやフランス式庭園に比べて、学術研究を主とした薬用植物園ならではの趣かもしれない。ちょっと理系の庭って感じ。
 まぁそれ故か、植物のラベリングも丁寧で、いろんな植物を学ぶこともできて便利。小学校低学年くらいの女の子がラベルを読み上げながら一生懸命観察している姿が微笑ましかった。

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どことなく昔訪れた北海道の美瑛を彷彿とさせる可愛らしい風景。小さな小屋では苗やお菓子、お土産などを販売している。リース教室などもやっているらしい。

 ちなみに訪れてから気づいたのだが、当たり前だが初冬の11月は花咲く植物は少ない訳で。
 きっと春や夏の花満開の時期はかなりの見ごろなのではなかろうか。
 それでも、閑散とした雰囲気もまた初冬ならではの清々しさで味わいがあった。

 無料でこれだけの広さの庭を心行くまで堪能できる訳だから、日々、税金を粛々と払っていた甲斐があるというもの。

 さまざまな植物と戯れたい気分の時は、東京都薬用植物園はかなりポイントが高い。
 植物とストイックに向き合った結果の庭園というのがこれまた素敵。

 私のお気に入りの場所の一つとして、Googleマップ君のお気に入りポイントに追加したのだった。

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所々に秋の花々が咲いていて彩を添えている。秋桜もひさびさにじっくり堪能。


 植物園を心行くまで満喫した後は、喉がかわいたのでちょっと休憩。

 コーヒーとスイーツでも…と思ったのだが、ちょうど通りかかった駅前の居酒屋「鳥良」の看板に目が留まり、吸い込まれるようにそのまま入店。
 いやだって17時まではビールが半額に近い約300円(税込み)と書かれていたのだ!
 ありがとう!ハッピーアワー!
 お店も空いてる時間に売り上げがたって経費補填になるし、私もいつもの値段で倍飲めるんだからウィンウィン♪ お互いにとってのハッピーがここにある。
 というわけで、15時からアフタヌーンティーならぬアフタヌーンビールを満喫。
 ツマミで頼んだ冷製の鶏胸肉料理がこれまた美味しい。
 散歩+庭園散策で2時間ほどがっつり歩いた身に沁みる。

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 その後、帰り道の道すがら点在するお店にブラリと入っては日用品の買い足しをしいしい、散歩というよりは放浪に近い行程となってしまい家に着いたのは18時近く。すっかり日が暮れて宵の口となってしまったが、かなり充実した休日の午後だった。

 

 しかもアフタヌーンビールの良さを改めて発見。

 昼に飲めるという贅沢感で深酒するほど飲まなくでもかなり満足度が高く、2杯でもう気分的に大満足。
 さらに散歩でほどよく汗をかいた効果もあってか、夜にはもうアルコールが抜けるので、飲みすぎて寝つきが悪くなるということもない。
 そしてツマミも食べてそれなりにお腹が満ちたおかげで、夕食はめっちゃ簡単なもので十分。
 今晩の夕ご飯は、久しぶりに買ったミスタードーナツのフレンチクーラーとココナッツドーナツと、おひとり様全開の手抜きゴハンだがたまには良いもんだ。しかも手間も省けて楽ちん。

 

 コスパもよくたくさん歩いて運動不足解消できるのだから、休日の午後の散歩(というか放浪)とアフタヌーンビールの組み合わせは新たなリフレッシュ法としておススメしたい。

 

 

 

 

GO To!…したつもりでやってみたい事を考える会(企画編)

今週のお題「急に寒いやん」

お題「リラックス法」

お題「ささやかな幸せ」

お題「気分転換」

 

 世間はGoToトラベルキャンペーンで盛り上がっていて国内旅が活気づいているのは何より。
 私もせっかく税金納めてるしGoToしたいなと思いつつも、いまいち気分が盛り上がらない。
 なんだかここ最近、急に寒くなってきたので、遠出する気持ちがシュルシュル~としぼんでしまったのだ。
 寒いというだけでどうしてこうも動きたくなくなるのだろう?
先日、仕事でやむなく品川方面に行ったのだが、もうそれですらめっちゃ遠い!疲れた!しかも夜の帰り道めっちゃ寒い!…という気持ちになってしまい、遠出はもういいやって気分に。

 こんなご時世でなければ本当は今年はリフレッシュ休暇と土日をフル活用して9日間の休みをもぎ取って、スコットランドエディンバラ城やイギリスの片田舎の洋館に2~3泊して本場のアフタヌーンティーとかを楽しみたかったのに…。
 当面、海外に行けないという事実が地味に辛い。

 そんな訳で今のところGoToトラベルキャンペーンを利用する当てもない。

 

 ならば、逆転の発想でもしGoToトラベルキャンペーンしたら使っていたであろう費用で別の形で楽しめば良いんじゃない?…と思い至った。

 

 ささやかではあるが、今年の冬は私も経済を回す一員となって家の周りの数キロ圏内にお金を落とそうではないか!

 ということで、「GoToトラベルキャンペーンしたつもりでやってみたい事を考える会」を発足。

 

 まずは予算である。

 GoToトラベルキャンペーンをしたと想定すると、私的には最低でも2泊はしたい。そしてキャンペーンを利用してちょい良さげなところに泊まったとすると、一泊1.5~2万円くらいで計3~4万円。さらに往復の交通費や昼食代など考慮して1.5万円となると、合計4.5~5.5万円くらいは使うことになる。

 ならば予算4万円台として、おひとり様なので会員1名という実にこのご時世に適したソーシャルディスタンスを常時保ちながら、やってみたい事を考えてみた。

 

■その1:アフタヌーンティー
 イギリスのアンティーク家具に囲まれた洋館でアフタヌーンティーを楽しみたかったので、ちょっと片田舎でアフタヌーンティーをやっている所をリサーチするも、いまいちピンと来ず…、、、
う~んそれならあの憧れのアフタヌーンティーでよく使う3段構成のケーキスタンドを購入し、暖房がんがん効かせた家の窓辺でやってみてはどうだろう?
 ありがたいことに賃貸ながら今住んでいる家は窓も大きめで、かつ街のはずれで緑も多く眺めが良い。
 ならば紅茶とお気に入りのカップはあるので、おひとり様アフタヌーンティーとして、以下を購入しちゃっても良いのでは。
・小ぶりのティーテーブル(20,000円)
アフタヌーンティーには欠かせない2~3段のケーキスタンド(5,000円くらいの)
・美味しいお菓子とコンビニではなくベーカリーで売ってるそこそこお高いサンドイッチ(1,500円)

…すでに予算の3万円近く、、、

ま、まぁメインのやりたい事としてここは奮発しよう!


■その2:ビールとフィッシュアンドチップ

 やっぱり旅行の楽しみといったら食事。しかもイギリスだったらアイリッシュビールとフィッシュアンドチップ!
 仕事で通う沿線沿いの各駅をリサーチすれば、カジュアルダイニングでフィッシュアンドチップを出してるところは数件見つかるハズ。
 仕事帰りの途中下車でビールを堪能しようではないか。
 ついでにソーセージとかローストビーフとか何かツマミ的なお肉料理も食べたい

・ビール 2~3杯
・フィッシュアンドチップ
・ツマミ的なお肉料理
計5,000円(税込み)

 あれ?そんなに頼んでないのに地味に嵩む。外食10%の消費税が思わぬ伏兵だ。

 あと1万円も無い。


■その3:こ洒落たフレンチのフルコースとワインを堪能

 落ち着いたお店でフレンチのフルコースも堪能してみたい。
 そこまで高級でなくて良いのと、酔っぱらっての帰りの夜道は心もとないので、近場(といっても数キロ圏)のランチでフレンチのフルコースをお手軽にやってそうな所を探してみよう!
 ワイン代も入れて奮発しちゃうぞ6,000円!

…と、欲望のままにあげ連ねてみたらすべて食べる事に関してだった(笑)


 まぁ、今の住まいがすでに街はずれというか緑の多い片田舎で、徒歩圏内に湖畔もあるという時点で都内住まいの友達からしたらプチどころかめちゃ旅!と言われるくらいなので、のんびりゆったりできるし、散歩と言いながら湖畔まわりを数キロ歩いたら、そこはもう旅先♪てな気分になれてしまうので良しとしよう。

 旅の醍醐味といったらやっぱり非日常の体験だろう。

 見知らぬ場所で慣れない料理を食べてその土地の特徴を知り、数日を過ごすことで気分をリセットし、また日常に戻る。

 そう思うと普段行かないようなそこそこラグジュアリーなお店に行くことで非日常の場所は味わえるし、見慣れているとはいえ普段じっくり見ることもない窓辺の景色を堪能することもまた非日常体験なように思う。

 そして何より、おひとり様でこのご時世のもと自炊生活を強いられた身にとっては、誰かが作ってくれたゴハンというのがもうとっても貴重で非日常なのである。

 ぜひ自分ではない他の誰かが作った、しかも美味しい料理で癒されたい。


 ということで、今年の冬は家の炬燵で暖を取りながら、GoToトラベルの代わりに近場の非日常にGoTo!してみたいと思う。

 

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天気の良い日は富士山が見える多摩湖。冬の多摩湖近隣を味わうのも楽しみの一つ。