秋のデトックス!その1 御岳渓谷のせせらぎと秋の味覚祭り
9月、10月と仕事に忙殺されて10月は深夜残業も何度か重なると、日々の疲労とストレスが積もりに積もって心身ともに重い…。
判断力も低下して、うっかり物忘れも頻発してしまうとなれば、ここはひとまずリセットあるのみ!
…ということで、なんとか仕事の大山を抜けたこの機に、緊急事態宣言も明けたし、ワクチン接種したし、一応同じ都内だしと言い訳連ねて、以前訪れて気になっていた奥多摩の御岳山を訪れることに。
だがしかし、日々の疲れで疲労困憊の身では早起きはかなり至難の業。
そのためディスタンスに気を付けながら御岳山には前乗りすることに。
昼ちょいすぎに御岳山の1個手前の駅の沢井で下車。
前に澤乃井園に訪れたことがあったので、ちょっと懐かしい。
前回訪れた時はピーカンの猛暑真っ盛りの夏だったが、今回は秋ということで紅葉もちらほら見え始めまた違った風情を楽しむことができる。
緊急事態宣言も明けたことで人でもそこそこで、澤乃井園でお昼&ちょい飲みするには場所取りが困難そうなので、ひとまず澤乃井園から御岳渓谷の遊歩道をぷらぷら歩いて御嶽駅に向かうことに。
都心よりも標高が高いためか木々もいち早く色づいていて、紅葉を楽しみながら澄んだ川のせせらぎに脳味噌もα波に揺蕩い昨日までの喧騒が嘘のように忘却の彼方に。
昨日の深夜までは確かに仕事の細々としたことにイラついていたはずなのに、澄んだ多摩川の渓流を眺めていると、もうすべては水に流しちゃえばいいや…という気持ちになってくる。
雄大な自然を前に視点も俯瞰した高見に引き上げられたおかげか、私がどうこうできるものでもない職場の些末なトラブルに関心を持っても無駄無駄無駄~という気持ちに。
私ができる事なら最大限やるけれど、いうても万能ではないいち人間なのでやれる事は時間も物量も限られている訳で、それなら自分でできる最大限の事に専念するほうが良いや…と良い意味で割り切りの気持ちも生まれてくるのだった。
そんなこんなで河の流れのように万事、時の流れに身をゆだねていこうじゃないか…と思ったあたりで、渓流の途中のお茶屋のような売店&食堂を発見。
引き寄せられるように立ち寄って、渓流を臨む桟敷の一角を陣取って、お疲れ様の一杯。
いやもう最高に心身に沁みる~~~~~~~!!!!
紅葉に色づいた渓流を眺めながら飲むビールは、至高の一杯!
しかも熱々おでんがまた合うことこの上なし。
お腹も満ちてさらに幸せ気分も高まりながら、渓流を眺めつつ御嶽駅へ。
御嶽駅からはバスでケーブルカー乗り場の滝本駅まで。
御岳山の山頂近くの展望台までケーブルカーに乗らず歩いても行けないことはないらしいが、奥多摩に昼過ぎ到着してのんびりしていたら意外と宿のチェックインの時間になりそうだったのと、明日に向けて体力温存すべく大人しくケーブルカーに乗ることに。
このケーブルカー、傾斜がかなりエグい。
富士急ハイランドのフジヤマかなと思うくらいの急斜。
標高差424m、平均勾配22度と関東一とのこと。
そんな急こう配をかなりの速度で登るケーブルカー、強い。
御岳山ケーブルカー|観光スポット|東京・青梅市御岳エリア観光ガイド
一気に山を駆け上って、山頂近くの御岳駅に到着。
ケーブルカー乗り場を降りてすぐの展望台は、眼下に関東平野が一望できて絶景!
目の前に待ったいらな大地が広がる様に、関東平野の広さを改めて体感したのだった。
ケーブルカーの駅からちょっと歩いた先に宿坊が軒を連ねる集落があり、今夜はその1つに宿泊。
御岳山頂上間近の集落ということで、まさに天空の宿坊といった佇まい。
宿というか民宿の風情は実家感が満載でめっちゃ落ち着く(笑)
そして窓からは関東平野の夜景が一望できて素敵。
さらにお宿の料理がすっごく美味しかった!
山の味覚の先付けに地元で採れたであろうお野菜の和え物や煮物、鮎の塩焼きにお肉と野菜の鍋、そして栗ご飯!
久々のご馳走にテンションが上がって、今日は一杯と思っていたのに、ついつい日本酒(澤乃井)を2合いただいてしまった。
(本当はもっとも~っと飲みたかったのだが、明日の登山に備えて自重)
そうして実家感満載の部屋で超リラックスできたおかげか、普段なかなか寝付けないのに、その日はあっという間に爆睡できたのだった。