nanami-JP’s blog

40代おひとり様の日々のささやかな幸せ探し。日々の楽しみや旅行記などを徒然に。

40代おひとり様の徒然なる日々 ふるさとの秋の味覚祭り!

今週のお題「○○の秋」

 

 「芸術の秋」や「スポーツの秋」「食欲の秋」など様々な秋がある中で、最近、秋を感じたことといえば三連休を利用して帰省した実家で食べた秋の味覚の品々。

 どれも私にとっては今年の初物ばかりで、もう「ふるさとの秋の味覚祭り!」状態。

 めくるめく秋の食材たちに心癒された休日だった。

 

 実家は北関東のド田舎で家のまわりは山の緑に覆われたのどかな場所。そんな中で味わった私的にご満悦な初物ランキング~!

いくつかあった旬の味覚の中から私的上位3位をご紹介♪

 

第3位 シャインマスカット

 かなりの高齢で入院中の祖母の病院が実家からそこそこ離れており、その道中、農業地帯に差し掛かると、柿やぶどう農園が連なっている。その道端で売っているぶどう農園直売のシャインマスカット。

 直売用ということで粒は大小バラつきがあるものの、みずみずしさと甘さは申し分ない。しかも1房、千円を切る安さ! さらに試食と称してタッパーに入ったブドウを何粒も食べられるという特典つき!

 そのお買い得さに俄然テンションがあがり、「シャインマスカットには辛口のスパークリングワインが合うと思うの!」と猛アピールし、実家に帰る道すがら地元の酒屋でスパークリングワインを購入。その夜、食後のデザートタイム♪と称してシャインマスカットと手土産のケーキとスパークリングワインを嗜んだところ、シャインマスカットとスパークリングワインの相性の良さに飲みすぎて最後は記憶が全く無く、気づいたら朝になっていた……(その前に寿司屋でそこそこ日本酒を飲んでいたため日本酒とスパークリングワインのダブルパンチ☆)。

 

第2位 秋刀魚のお刺身

 実家に帰省した夜、車で少し遠出してお寿司屋へ。運転は母に任せる気安さで父と日本酒を飲みまくりお寿司や酒のツマミを愉しんだのだが、そこで出てきた秋刀魚のお刺身が日本酒に合う美味しさで最高だった!

 鮮度の良い肉厚でほどよく脂の乗った切り身が、さっぱり飲みやすい地酒と最高のマリアージュ

 大根おろしや大根の細切りと一緒に食べる焼いた秋刀魚も大好きだけれど、日本酒と鮮度の良い秋刀魚のお刺身はこれまた贅沢な逸品だった。

 秋刀魚のお刺身とメヒカリのフライを愉しんだ後の握り数貫も美味しく、久々に両親と親孝行も兼ねた夜の饗宴を楽しむことができた。

 

第1位 敷地で採れた栗

  実家はかなりの田舎ということで、土地だけはありあまっていて、祖父の代は兼業農家をしていたこともあって今は使っていない畑や田んぼがいくつかある。その中で、かつて田んぼだった一部が今や栗林になっている。「桃栗3年、柿8年」ということわざがあるが、実家の栗はもはや10年選手。林といっても7本くらいのこじんまりしたものではあるが、10年選手の貫録で大振りな枝に丸々とした栗の実をたわわに実らせていた。

 ここ最近では毎日の栗拾いが母の日課らしい。しかもそこそこ人里の中にあるにもかかわらず、大振りな実は、夜中イノシシに食べられてしまうそう。母が拾うか、イノシシが食べるか、昼と夜とで相手の姿は見えないものの、拾ったあとの空っぽのイガの山vsそこかしこに落ちてる栗の実の食べかす(といってもびっくりするくらいキレいに渋皮がむかれている)のデットヒートが繰り広げられているらしい。

 その様相はある意味、秋のレジャーと化している。

 さて、そんな実家の栗事情に私も栗拾いに参戦し、拾いまくってバケツ一杯になったその様は確かに清々しい達成感がある。しかも自ら採った栗が母の手によって茹で栗や栗おこわとなって食卓に出されたらば感慨ひとしお。

 栗林の手入れもそこそこで栗の木の剪定もしていないので実はちょっと甘さが足りないといえばそれまでだが、むしろ糖度おさえた控えめなほっこりとした甘さがいくらでも食べられる美味しさ♪ しかも新米と一緒の栗おこわといったら、東京じゃそれなりのお値段になってしまうものが実家ではタダ同然だからたまらない。やはり田舎の魅力は豊かな自然の風景はもちろん、旬の味覚をお安く食べられることに尽きる。

 

……と、まぁ、旬の味覚を満喫した訳だが、帰省のためにそれなりの電車賃はかかっているので、ちょっとした近郊の宿に泊まるよりかは割安くらいのコスパではあるが…。

それでも、気兼ねなく悠々と好きなものを食べて飲んでのんびりできる田舎の実家の良さを堪能しまくった「ふるさとの秋の味覚祭り」だった。

 

そうして実家の自然豊かな風景に心癒され、帰途についた東京の夜景を眺めながら、自然の多い場所へと引っ越したい欲求がかなり高まってしまったのだった。