激務な時こそ在宅ワークのススメ
健康のためにもゴハンは腹八分目が良いように、仕事もいつもは八分目くらいにして、不測の事態が起きても対応できる余力を残すようにしている。
なので繁忙期以外は残業もあまりしないような生活をここ2~3年は心がけているのだけれども、今週はちょっとした繁忙期にさらに突発案件も発生しお仕事許容量コップのフチがあっけなく決壊。
ハードワークな1週間となってしまった。
仕事自体は別に嫌でもなんでもないのだが、突発案件が発生するとかかわるメンツも増え、普段やりとりしていない相手との緊急対応が一番めんど……いやいや、気を遣わざるを得ないのでストレスが溜まる。
それでもなんとか黙々と粛々と業務をこなさなければならないのだけれども、そんな時こそ、在宅ワークのありがたみを実感したのだった。
在宅ワークの一番良いところといったら、まず通勤時間が無いということ。
その分、ギリギリまで寝ていられる。
12時間みっちり仕事したとしても、ゴハンやお風呂やちょっとした息抜きタイムを4時間確保したうえで、なんと8時間も眠れる!
これが会社に通勤していたら往復の通勤時間約2時間を考慮すると睡眠時間が6時間に減ってしまうではないか…!
…6時間でもそこそこ寝ていると思われようが、40代も半ばとなると回復力がものすごく時間を要するのだ。6時間じゃまったく回復できない。7時間でなんとか。8時間でスッキリ…である。
久々に体験して自分自身でもビックリ!
30代後半とかは4~5時間睡眠でも日々の激務をなんのそのだったのが、今はもう無理、ダメ絶対!である。もしそんなことしたら翌日のパフォーマンス力が一気に落ちるので、相対的に見て効率が悪いことこの上ない。
やはり忙しい時ほど睡眠時間の確保!…である。
次いで良いことといったら。おひとり様暮らしなので、家の中が大変静かなため、書類作成にめっちゃ集中できる。
PC前に張り付いて仕事仲間からメール等で連絡が入ったら対応も即座にできるのでタイムロスもあまり感じない。
こんな時、ありがたみを感じるのは、日々の書類管理の大切さ。
共有ネットワークにチームで使う必要書類を都度アーカイブしておけば、「あの資料どこだっけ?」とか「あの資料、急に必要になったの!送って!」といったお願いやり取りや急な無茶振りへのフォローの贖罪的メールやら後日のお詫びといったことが発生することもなく無駄な時間を使わなくて済む。
距離が離れていてもネットさえ繋がっていれば、資料送付や共有だってすぐできちゃう。本当にネット様様である。
そしてやっぱり在宅ワークの良さは、夜遅くまで働いたとしても、自宅なので帰りにタクシーを使わなくて済むということ。
実は先週後半から激務の予兆は現れたのだが、先週金曜日は会社に出社していたので帰りが遅くなり、自腹でタクシーを使ってしまった。
街のはずれのプチ田舎暮らしなので治安が良いところではあるが、やはり23時頃の夜道は恐ろしい。そのためのんびりプチ田舎暮らしの代償として22時以降の帰宅はタクシーを使うようにしていたのだ。これが地味に痛い。
1回のタクシー代でビール3杯分くらいが消えるかと思うと実にやるせない。
それなら早く出社して日のある内に帰ればよいのだが、いかんせん40数年培った朝寝坊癖はいまだに直らず、起きられない。故に遅くとも21時には家に帰れる生活を送っていたのだが、先週~今週はそうもいかない状況に。そのため在宅モードに急遽切り替えて、タクシー代を発生しない体制にしたのだった。
いや本当に在宅で良かった。もし3夜連続タクシー使ったりしたら、その出費の多さにブチ切れていたかやけ酒でさらに出費を重ねるところだった。
タクシー代節約できたと思えば、今夜のご褒美用にキンキンに冷やしているスパークリングワイン代なんてカワイイもの♪
ということで、今週は後半をがっつり在宅ワークにしたことで、重なった数々の締め切りをちぎっては投げ、ちぎっては投げつつもなんとかこなしてミッションクリア!
そうして迎えた金曜の夜のご褒美ビールがこれまた大変美味しい。
いつも美味しくいただいてはいるが、よくやった自分!と自画自賛しながら飲むビールは激務の疲弊と仕事から解放された爽快感があいまってめっちゃ美味しい。
このために仕事したといっても過言のない美味しさ。
そして迎えた週末。
仕事の山も越えて気分も晴れ晴れ。
この土日をゆったりまったりどう過ごそうかと、のんびり考える時間があることの贅沢さ。
(とはいえ激務に疲れた体を癒すためにガッツリ寝たので起きたのは土曜の昼12時ではあるが…)
ブランチどころかすっかりランチタイムには、ベーコンエッグと焼きたてパンと濃いめのコーヒーで優雅なひと時を堪能。
午後は部屋でゴロゴロしたり、夕方に近所の八百屋と豆腐屋で野菜や湯葉を購入し今夜の晩餐会の逸品に加えたり、夕暮れの湖畔をのんびり散歩してかなりリフレッシュすることもできたのだった。
さてさて、すっかりリフレッシュできた今夜はご褒美スパークリングワインを嗜みながら旬のカボチャ料理で楽しいおひとり様晩餐会を迎えようではないか。
飲みながら今週の激務で観られず録り溜めたドラマをみまくるのも楽しみ。
おひとり様の秋の夜は長い。