40代おひとり様の超初心者海外旅行【準備編③】
●準備段階その③
ホテルの選定はエクスペディア様とグーグルマップ君の協力タッグ
さて、日を改めてホテルの予約である。
今回は下記の行程を組んだことで、その地域ごとのホテルを予約しなければならない。
・1日目 :ローマ到着 ローマ市内に1泊
・2~3日目 :フィレンツェに移動後、同市内に2泊
・4~5日目 :ヴェネチアに移動後、同市内に2泊
・6~7日目 :ローマに移動後、同市内に2泊
・8日目 :帰国の為、ホテルをチェックアウトして空港へ
ここで思わぬトラップ! 日数としては9日間休みなハズなのに、何故8日間の行程なのか?
そう、時差の関係である。イタリアと日本の時差は7時間。13時頃に成田を出航し約11時間のフライトをしたら、体内時計的には23時なのだが、現地は-7時間ということでまだ同日の夕方16時なのである。
ということは、1泊目は出発日と同日の日付で探さなくてはならない。そして、帰国の際は、逆にイタリアの出国時間にフライト時間と時差7時間の計18時間が加算される。日本の日曜日に帰国するためには、イタリアは土曜の午後に出発しないと間に合わないのである。
なので、最終日は機内泊という考えで、ホテルの宿泊回数は日数に対して1泊少なくて良いのだ。 …ということをうっかり失念して、最初の予約では1泊目を出国日翌日の夜、そして後半のローマでは3泊で予約してしまうというミスが発覚!
ネットで公開されていた団体旅行の行程表と自分で作成した行程表を見比べて、なんかおかしいなぁ…思ったら、時差が考慮されてないではないかっ…!!
慌ててマイ行程表を修正し、ホテルの予約も変更。うっかり1日目は現地での宿探しという上級者コースに行きかけるところだった。危ない、危ない。
会社のボスからの「ホテル予約は多少割高でもキャンセル手数料無料のものを選ぶべし」という訓示が早速活かされた。ケチって現金即決キャンセル無しのものにしなくて本当に良かった…(こんな凡ミスなどせず、旅行直前で確実に行けるならむしろ現金即決の方がお得なのも確か)。
さて我らがエクスペディア様は、正しい宿泊日程と宿泊人数を入力すれば、おすすめホテルを検索一発で表示してくれる。さらに絞り込み検索で「無料wi-fi」「朝食無料」を入れて再検索すれば、初心者にとってのライフラインを確保したホテルを選ぶことができる。 超初心者な私は海外用モバイルwi-fiは費用以前に手続きの難易度が高かったのだ!
そのためホテルの無料wi-fiで翌日の観光場所を調べられるか否かはかなり重要で、実際、現地でかなり助かった。また朝食が無料ということは、だいたいホテルはビュッフェ形式で食べ放題なので、朝からお腹いっぱい食べることができるということである。日中、レストラン探しに難航して食いっぱぐれたとしても、最低1日1食は充分な栄養とカロリーを摂取できる担保となるのだ。食事も自分で確保しないとならない一人旅には、実に重要な保険である。 さらにこのホテル検索でグーグルマップ君とのタッグの素晴らしさを知ることができた。
気に入ったホテルを選び、ホテルの場所を表示させると、同期したグーグルマップが立ち上がるのだが、もちろん、グーグルマップも日本語表記で教えてくれるのだ! それによって、行きたい観光場所とホテルとの距離、駅からの距離などを調べるのが大変分かりやすかった。しかも後で気づいたのだが、ホテルを予約する際、同期したグーグルマップでお気に入り登録しておけば、現地でグーグルマップを立ち上げた時に、すでにホテルの情報が入った状態で見ることができるのだ。実際、旅の最中は片時も手放せず、「ボールは友だち!」的な友情を育んだ。
まぁ、そんな覚束ないことこの上ない私だったが、予算と最低条件をクリアした後、最終決断にいたる条件は「部屋が自分好みのアンティーク調なものかどうか」だった。エクスペディアはホテルの内装写真も多いので、部屋の雰囲気が分かるのはとてもありがたかった。「バスタブ付きか否か」「デザインがモダンで使いやすいか」「清潔かどうか」「朝食が美味しそうか」など、ホテルのこだわりポイントは人それぞれなので、最終的には旅先でも自分が好きな空間または快適な場所で過ごせるかが決め手になるのかもしれない。
※ポイント
ホテルの予約時は万が一の状況を想定して、キャンセル手数料無料のものを選ぶべし。「無料wi-fi」「朝食無料」は頼みの綱。