いたわりの週末
気が付いたら2月が秒で過ぎてしまい、あれ?師走だったけ?と思うほど、日々があっという間すぎて記憶にない。
正月明けて早々、世の中は緊急事態宣言に突入し、外出も憚られる日々、スマホの写真ホルダにはここ1か月、夕ご飯の写真しかないという(笑)
ある意味とても穏やかで何事もなく平々凡々と生きてきていた。
それはそれでとても幸せでラッキーなことなのかもしれない。
まぁとはいえ、仕事においては時として苛立つことや、なんだかなぁと思うこともあったり。
ここ最近はコロナ禍で向き合う相手も限られていてお互い良く知った仲だったので苛立つこともなかったのだが、昨日は久々にムカつき案件が発生。
昔はウキャー!あいつマジ許さん…!と、嫌いな奴フォルダに即収納、だったのだが、コロナショックかリモートワークにすっかり慣れたせいか、「どうせそんなに顔合わすこともないし真っ向勝負するだけ無駄無駄」と言う境地に。
これは諦めの境地なのか、それともオトナになった証拠なのか。
いずれにせよ、仕事相手の嫌なところなど別に関係ないや、必要最低限なタスクをきちんとこなせば良いやと割り切れるようになったことは、このコロナ禍の中で良かったことの1つかも。
とはいえ、ストレスがまったく無い訳でもなく。
コロナ前は同僚たちとあいつむかつく!と飲みながら笑い話にもできるのだが、今はそれもままならない。おひとり様の人生、ダメージ受けた自分自身のメンテナンスはまずは自分で向き合って早期対処をせねば。
…ということで、金曜の夜から土曜にかけて今週末は「自分自身のいたわりの週末」に設定したのだった。
■いたわりその1:金曜は一人居酒屋で飲んで食べる!
在宅ワークで外食もあまりしなくなり、かつ近所には居酒屋がないため、金曜の夜は家でおひとり様居酒屋を開催している。
今までは金曜の夜がこんなに解放感を得られるなんてことはなかったのだが、在宅で夕方~夜まで仕事に専念しその週のタスクをクリアしてPCを完全シャットダウン、次の機動は月曜日までと完全休止モードにすると自ずと気持ちも切り替わり、土日がっつり休めることが最高に嬉しい気持ちになるように。
そんな解放感あふれる中で飲むお酒の美味しいこと。
しかも昨夜は自身へのいたわり最優先ということで、仕事が終わったのが21時すぎと遅かったものの、そこから大根おでんを作り、豚肉を甘じょっぱく焼いて、キンキンに冷えた白ワインと一緒に乾杯♪
美味しいお酒と暖かい料理でほっこり。
かつ今日は無制限!ということで、食後はワイン片手にポップコーンやチョコも食べてと、カロリー何それ?と、数時間にわたる一人飲み会を開催したのだった。
■いたわりその2:とことん寝る!
夜中まで飲んで食べての暴飲暴食を愉しんだら、すっかり酔っぱらってコタツで寝てしまい、明け方改めてベッドに移動して寝なおすという、ちょっと人としてどうかしらな愚行ではあるが、まあいたわり週末なので反省はしない。そして、起きたらすっかり昼過ぎ。土曜日の午前中が消失していた。
が、それだって今日はいたわりの日にしてるからノープロブレム!
むしろ惰眠をむさぼりつくした満足感で気分爽快!
しかもかなり寝たせいか、金曜の記憶も遠い昔。
仕事のいらつきも記憶はあるものの金曜当日のささくれだった気持ちはすっかりなくなって、むしろ相手に対して「不器用な奴だなぁ」と憐憫の情まで持てるようになった(笑)
仕事では多少なりとも関わる必要のある相手ではあるけれど、私の人生に関わる要素は1mmもないと思えば割り切れるものなのだ。
昔は仕事が生活の大半で仕事中心で物事を考えてしまいがちだったので、仕事での嫌な奴=人生で嫌な奴になってしまったのだが、仕事は仕事、プライベートは別と思うと、仕事での嫌な奴が心を占める割合が驚くほど少なくなった。その分、プライベートで友人や親族に向ける気持ちの割合が増えたことも喜ばしい。
■いたわりその3:プチ模様替え
代り映えのない日々ゆえに気持ちもなかなかリフレッシュできない時は、ちょとしたプチ模様替えがおススメ。
今回はテーブルクロスを冬の赤から春っぽいイエローベースに代えてみたら、部屋の印象もかなり変わってリフレッシュ。来週からもう3月ということでお部屋もそろそろ春の装いに代えようかなと思いつつも、まだまだ寒くてコタツが手放せない。それならせめてテーブルクロスだけでも代えようかと思ったのだが、これが大正解だった。
しかもクローゼットから替えのテーブルクロスを引っ張り出して代えるだけという、賞味3分でできる簡単模様替えでここまで効果が高いといのも嬉しい。
■いたわりその4:生花を飾ってプチ贅沢
部屋に春の先取り!ということで、パステルカラーの明るい色の花を飾るだけで気分が上がる♪
ふだん、生家を買うことはほとんど無いのだが、今日は自身のいたわりの日。たまの贅沢してもいいじゃんいいじゃんという気持ちで購入。
可愛いピンクのお花を一輪挿しでテーブルにでも飾ろうかなと思って買ったら、花屋のおばさんがスイトピーをサービスで一緒につけてくれて超ラッキー!
いっきに華やかに♪
部屋に飾った花を眺めているだけで気持ちもほっこり癒される。
おひとり様の生活だと、生き物と共生する空間というものに縁遠くなるため手入れの楽な観葉植物をいくつか置いているのだが、生花は華やかさが全然ちがう。また観葉植物とちがって愉しめる期間が限られているというのも、もののあわれの愛しきかなと、しみじみとした慈愛が高まってくるのだ。
もちろん、観葉植物たちにも日々の生活を支えてもらっているので、長期パートナーとしとても大事にしているが、生花はまた違った魅力があって癒される。
■いたわりその5:夕時に長風呂でいい湯だな
旅行にもなかなか行けないので、気持ちだけでも旅館モードにしようと、夕飯前の日が暮れた頃にお風呂に入るのがここ最近の週末のマイブームになっている。
ゆったりお風呂に入って心身ともにほぐれてほっこりしてから、晩餐会と称して好きなものを美味しいお酒と一緒に嗜むのが最高に幸せ♪
今晩はおでんと菜の花のおひたしで冬と春の境目を味わいながら白ワインを愉しむ予定で今から楽しみ♪
…ということで自身へのいたわり尽くしで気持ちもすっかりリフレッシュできたことで、明日の日曜日をフルフルで気分爽快に楽しむことができそうなのもまた良きかな。
まずは自分自身をいたわる気持ちを持てるようになれば、 他者へのいたわりの気持ちと余裕も自ずと湧き出てくるものかもしれない。
そのためにも、あっという間に過ぎ去る日々にかまけて自分自身をおざなりにしないようにしたいなと思う。