休日の午後はぶらり散策とアフタヌーンビール【東京都薬用植物園】
ここ数日、体調がいまひとつということもあり在宅ワークの良さを最大限活かして家の中に籠ること数日、ようやくいつもの調子を取り戻してきたので、お天気もほどよい曇り時々晴れのお散歩日和…ということで、朝寝坊したブランチの後の昼時、のんびり散歩しながら「東京薬用植物園」を訪れてみることに。
東京都薬用植物園
https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/072/072025.html
西武拝島線東大和市駅のすぐそばにある植物園で、東京都内で唯一の薬用植物園とのこと。
しかも都の管轄なのでなんと入場料無料!
ただで広い庭園と植物を楽しめちゃうのだ。
さてそんな植物園は、正面の向かいに温室があり、初冬のこの時期は温室内の温かさにほっこりする。
カカオやバナナの木もあったりして、うっそうと生い茂る木々に癒される。
珍しい植物もあって、かつて貴族たちがこぞって温室を作っては異国の植物を自慢したくなる気持ちもわからなくもない。誰も持ってないものを持ってる優越感って甘美だものね。
中世は金よりも高価な香辛料や珍しい植物が、今やこうして庶民にも、しかも無料で開放して見せてくれるのだから文明と文化の進化と東京都に感謝である。
そして、温室のまわりは意外と広い庭園が広がっていて、池や高山を模した築山などもあり種類や生息地ごとに仕分けされ区画整理されてた植物たちがそこかしこに植えられている。
ほどよく整備もされているので歩きやすい。
家の近所のあるがままの里山を再現するためにある種、遊歩道以外はそのまんまな森林公園も楽しいが、こうやって人の手がしっかり入って整然とした庭というのも庭園ならではの魅力があって楽しい。
しかも、フランス式庭園ほどかっちりきっちり整備されている訳ではなく、どことなく以前訪れたデンマークの宮殿の庭や公園に趣が近い感じがする。
人に見せるためを第一とするテーマパークやフランス式庭園に比べて、学術研究を主とした薬用植物園ならではの趣かもしれない。ちょっと理系の庭って感じ。
まぁそれ故か、植物のラベリングも丁寧で、いろんな植物を学ぶこともできて便利。小学校低学年くらいの女の子がラベルを読み上げながら一生懸命観察している姿が微笑ましかった。
ちなみに訪れてから気づいたのだが、当たり前だが初冬の11月は花咲く植物は少ない訳で。
きっと春や夏の花満開の時期はかなりの見ごろなのではなかろうか。
それでも、閑散とした雰囲気もまた初冬ならではの清々しさで味わいがあった。
無料でこれだけの広さの庭を心行くまで堪能できる訳だから、日々、税金を粛々と払っていた甲斐があるというもの。
さまざまな植物と戯れたい気分の時は、東京都薬用植物園はかなりポイントが高い。
植物とストイックに向き合った結果の庭園というのがこれまた素敵。
私のお気に入りの場所の一つとして、Googleマップ君のお気に入りポイントに追加したのだった。
植物園を心行くまで満喫した後は、喉がかわいたのでちょっと休憩。
コーヒーとスイーツでも…と思ったのだが、ちょうど通りかかった駅前の居酒屋「鳥良」の看板に目が留まり、吸い込まれるようにそのまま入店。
いやだって17時まではビールが半額に近い約300円(税込み)と書かれていたのだ!
ありがとう!ハッピーアワー!
お店も空いてる時間に売り上げがたって経費補填になるし、私もいつもの値段で倍飲めるんだからウィンウィン♪ お互いにとってのハッピーがここにある。
というわけで、15時からアフタヌーンティーならぬアフタヌーンビールを満喫。
ツマミで頼んだ冷製の鶏胸肉料理がこれまた美味しい。
散歩+庭園散策で2時間ほどがっつり歩いた身に沁みる。
その後、帰り道の道すがら点在するお店にブラリと入っては日用品の買い足しをしいしい、散歩というよりは放浪に近い行程となってしまい家に着いたのは18時近く。すっかり日が暮れて宵の口となってしまったが、かなり充実した休日の午後だった。
しかもアフタヌーンビールの良さを改めて発見。
昼に飲めるという贅沢感で深酒するほど飲まなくでもかなり満足度が高く、2杯でもう気分的に大満足。
さらに散歩でほどよく汗をかいた効果もあってか、夜にはもうアルコールが抜けるので、飲みすぎて寝つきが悪くなるということもない。
そしてツマミも食べてそれなりにお腹が満ちたおかげで、夕食はめっちゃ簡単なもので十分。
今晩の夕ご飯は、久しぶりに買ったミスタードーナツのフレンチクーラーとココナッツドーナツと、おひとり様全開の手抜きゴハンだがたまには良いもんだ。しかも手間も省けて楽ちん。
コスパもよくたくさん歩いて運動不足解消できるのだから、休日の午後の散歩(というか放浪)とアフタヌーンビールの組み合わせは新たなリフレッシュ法としておススメしたい。